ALFA-X START!!

 令和への改元を間近に控えた4月下旬の日の事。

 曇りの予報が嘘だったかのように当日は雲一つない快晴とな

 た。4月にしては汗ばむような気候。

 そして時は満ちた。

 庫から高らかと響き渡るタイフォン。

 ALFA-Xがスタートした記念すべき瞬間。

 隣で加圧されたJ12からバトンでも受け取ったかのように

 も見えた。

2019.4.29

First Run!

 初の本線走行となる公式試運転が5月11日深夜に行われた。

 公式試運転は仙総所~仙台間を一晩かけて3往復行うというものだった。

 時間が近付きファインダーを覗くと遠くから一際まぶしい閃光が刻々と近付いてきた。

 見慣れないその姿に夢中にシャッターを切った。

2019.5.11

Good Morning

ALFA-X!

 同様に公式試運転時の一コマ。

 3往復目は明け方となり露出も上がりつつあった。

 ほんのり赤く滲んだ空。

 寝静まった杜の都。

 Xは静かに仙台駅のホームへと滑り込んだ。

2019.5.11

初めてのロングラン

 公式試運転を終えXは手始めに仙台~盛岡~北上~盛岡~北上~盛岡~仙台という行路を2回行った後、仙台~新青森間の往復試運転を複数回行ったようだ。

 報道にもあった通り古川駅周辺の近隣住民から騒音を気にする声が多く下りの古川駅通過は24時以前とし速度は営業列車と同速度の320km/h、上りは5時代であったため低速度の200km/hとしたようだ。

2019.5.19

高速化への足音

 今回の試験においては測定基地が某山のJR東日本施設内に設

 置され「スパイラルアレイマイクロホン」にて騒音の確認が行

 われた。

 古川駅を320km/hで通過したXは加速を続け測定基地を最高速

 度で通過していく。

2019.5.25

​陰で支える人

 Xの通過後ほどなくして保守用車が動き出す。

 通過の数十分前から本線横の基地で待機し通過と同時に各基地

 と手分けして試験区間の架線の点検を行う。通常の営業速度よ

 りも高速度で走行試験を行ったあとはこうして異常が発生して

 いないか点検が行われるのである。つい車両や動かす人に注目

 しがちだが、走行試験はこういった陰で支える人によって成り

 立っているということを絶対に忘れてはいけない。

2019.5.26

ようこそ360km/hの世界へ

 列車は遥か遠くにも関わらず響き渡る轟音。

 若干の不安に煽られつつもいよいよXが姿を見せる。

 明らかに速い。はやぶさでも速いと感じるのに今回はさらに上

 を行っている。

 手汗握る中、慎重にシャッターを切り足元を一瞬ですり抜けて

 いった。

 試験速度は徐々に向上させこの日遂に360km/hに到達した。

2019.5.26

多くのギャラリーに見守られて

 唯一駅構内で撮影できる仙台駅では゛X"を目当てに多くの鉄

 道ファンで混雑する。

 連日運休が続いた後の走行試験だったがこの日も多くのギャラ

 リーが訪れていた。

 この日は某アニメ声優陣によるライブがあり私は仙台でLV参

 戦。少々痛々しい姿での撮影となった。

2019.6.8

ほっと一息・・・?

 今回の走行試験の数日前にN700Sによる360km/hで

 の高速走行試験の様子が報道陣に公開された。

 この日も360km/hでの走行試験を終えたXはほっと

 一息・・・? それとも・・・?

2019.6.9

Xは8日以降も走行試験の予定があったがいずれも 中止 となった。

納入状態での高速走行試験は一旦終了となり新幹線総合車両センターにて追加の仮設工事が行われる。

次に出会うとき一体どんな姿を見せてくれるのだろうか・・・?

​第二章へつづきます。

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